脂質の働き、欠乏症、過剰症

脂質の働き、欠乏症、過剰症

脂質の働き
・1gで9kcalと高カロリーで、効率のいいエネルギー源です。
・細胞膜や神経組織、核酸等の構成成分として重要です。
・脂溶性ビタミンの吸収を助けます。
脂質の欠乏症
・血管や細胞膜が弱くなり、脳出血の可能性が高まります。
・やせすぎ、疲れやすくなり、体力が低下します。
・体内で合成できない必須脂肪酸(多価不飽和脂肪酸のn-6系脂肪酸とn-3系脂肪酸)が欠乏すると、皮膚炎などが発症します。
(脂質を多く含む食品にはたんぱく質も多く含まれることから、脂質の摂取不足がたんぱく質の摂取不足にもつながってしまう可能性があります)
脂質の過剰症
・脂質の摂り過ぎはカロリーの摂り過ぎにつながり、肥満を招きます。
・脂質によるカロリーの摂取が総摂取カロリーの30%を超えてしまう食習慣は、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、動脈硬化が起こりやすくなると言われています。特に飽和脂肪酸の影響が大きく、飽和脂肪酸の摂取量に留意する必要があります。
脂質の目標量

1歳以上、男女とも、1日に必要なエネルギー量の20%〜30%。
総エネルギー量が2000kalであれば、44g〜67gです。
飽和脂肪酸の目標量は、18歳以上、男女とも、1日に必要なエネルギー量の7%以下)
(脂質 1gは、9kcal)

脂質の多い食べ物
油脂、脂肪の多い肉、乳製品、ナッツ等に多く含まれます。

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