ビタミンDの働き、欠乏症、過剰症

ビタミンDの働き、欠乏症、過剰症

ビタミンDの働き
・骨の発育に欠かせないビタミンです。
ビタミンDは、小腸でのカルシウムとリンの吸収をよくし、カルシウムが
骨に沈着するのを助けます。
・血中のカルシウム濃度を一定に保ちます。
血液中のカルシウムは、筋肉を収縮させる等の重要な働きがあり、
一定の濃度に保つ必要があります。
ビタミンDはこのカルシウム濃度の調整に関わります。
ビタミンDの欠乏症

子供では、くる病。
大人では、骨軟化症。
高齢者の骨粗鬆症(こつそしょう症)性骨折リスクの増大。
骨の成長障害を起こす「くる病」は、近年、増加傾向にあり、妊婦・授乳婦・乳幼児のビタミンD不足が懸念されています。

ビタミンDの過剰症
高カルシウム血症、腎機能障害、軟組織の石灰化障害。
過剰症は、サプリメント等で大量に摂取した場合に起こり、食事で起こる
ことは、ほとんどありません。
耐容上限量は、成人で、男女とも、100μgです。
ビタミンDの目安量
成人男子:5.5μg
成人女子:5.5μg
ビタミンDの多い食べ物

魚に多く含まれます。
また、天日干しのきのこ、特にきくらげに豊富に含まれ、乾しいたけも、調理前に数十分、天日干しにすれば、ビタミンDの量が増えます。

ビタミンDは体内でも作られる?

ビタミンDは、紫外線を浴びることにより、皮膚でも作られます。必要以上に作られることはなく、日光浴によってビタミンD過剰症になることはありません。
むしろ、紫外線を浴びないことによるビタミンD不足が心配されています。日焼けを起こさない程度に数十分、皮膚のごく一部だけでも日光浴を。

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