出血時に血を固めます。 骨にカルシウムが沈着するのを助けます。 ※ビタミンKのうちのメナキノン-4は、骨粗鬆症(こつそしょう症)の治療薬として用いられています。
欠乏すると、血液凝固に時間がかかります。 ビタミンKは、腸内細菌による体内合成もあり、通常の食生活で不足することはまずありません。 新生児は腸内細菌が少なく、ビタミンKが合成されにくいため、消化管出血や頭蓋内出血を起こすことがあります。
通常の食生活であれば、過剰症の心配はありません。 妊婦への大量投与で、副作用の報告があります。 抗血液凝固薬のワルファリン(商品名はワーファリン等)を処方されている人は、ビタミンKの摂りすぎに注意が必要です。納豆、クロレラ、青汁の摂取は避けたほうがよく、詳しくは医師にご相談ください。 ※抗血小板薬のバファリン(アスピリン)は、ビタミンKと拮抗することがなく、納豆を食べても大丈夫です。