ビタミンB1の働き、欠乏症、過剰症

ビタミンB1の働き、欠乏症、過剰症


 
ビタミンB1の働き
・糖質がエネルギーに変わるときに必要な「補酵素」の役目をします。
ビタミンB1が不足すると、糖質のエネルギー代謝が滞り、エネルギー 不足に加えて、疲労物質である乳酸がたまり、疲れやすくなります。
・脳や神経は糖質を主なエネルギー源としており、ビタミンB1が不足する と脳や神経に影響が現れます。
・脳の中枢神経や手足の末梢神経の調整を行います。
・皮膚や粘膜の健康維持を助けます。
ビタミンB1の欠乏症

末梢神経の障害では脚気(かっけ)。
初期症状は、食欲不振、手足のしびれ、むくみ等。
中枢神経の障害ではウェルニッケ脳症。アルコール多飲者にみられ、眼球運動障害、歩行失調、意識障害を起こします。

ビタミンB1の不足を招く人
・清涼飲料水や甘いお菓子、といった糖質の多い食べ物を多く摂る人は、 糖質の分解に関わるビタミンB1が不足しがちになります。
・激しい運動でエネルギー消費の多い人。
・アルコールを多量に摂る人。
ビタミンB1の過剰症

通常の食品であれば、ビタミンB1の含有量が可食部100g当たり1mgを超えることはなく、過剰症の心配はまずありません。
但し、「50mg/kg体重/日」以上(体重60kgの人で1日3000mg〈=3g〉以上)の慢性的な大量摂取は要注意。様々な毒性を示唆する臨床症状を示すことが報告されています。サプリ等からの摂り過ぎにはご注意ください。
報告されている過剰症の症状は、頭痛、いらだち、不眠、速脈、かゆみ等。

ビタミンB1の推奨量
成人男子:1.4mg(18〜49歳)1.3mg(50〜69歳)1.2mg(70歳以上)
成人女子:1.1mg(18〜49歳)1.0mg(50〜69歳)0.9mg(70歳以上)
ビタミンB1の多い食べ物
・豚肉、うなぎ、玄米等に多く含まれます。
・穀物の胚芽にはビタミンB1が多く含まれます。白米よりは玄米、小麦粉 よりは全粒粉、漬物なら塩漬けよりぬか漬けに多く含まれます。
・豚肉では、赤肉には0.80mg、脂身には0.22mgと、赤肉の部分に多く含ま れます。(赤肉・脂身だけを調べた100gの成分値を参考にしました)
ビタミンB1の効率のいい吸収にはアリシン

ビタミンB1は、アリシンと一緒に摂ると体内での吸収率がアップします。
余分なビタミンB1は、排泄されますが、アリシンの働きがあると、すぐに 排泄されず、血液中に長く留まり、長時間利用できます。
アリシンは、にんにく、たまねぎ、にら、長ネギ、らっきょうなどに含まれ、 あの独特の臭いの元です。



 

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